小さなイエでヨガを

2015年小さな小さな一軒家に移り住んだ家族の話

雨の日

しとしとしとと、秋雨な日々。

 

雨の日だからこそ、パッと雨合羽着て自転車でわが子と外出できる日もあれば、あ~外出られる元気ないわぁとおうちに閉じこもる日もある。今日は後者。無理するものではない。

 

しかし、元来アウトドア志向の私はわが子と室内に二人っきりでいるとどうも煮詰まる。雨の日の過ごし方がどうも苦手だ。分かっているんだけど、煮詰まってしまう。わが子はおうちで長時間遊んでいてもわりと平気な子(父親譲り。)で、だんだんだんだんと私がふつふつしてくると、気付く。ああ、やっぱり外の空気で深呼吸をしよう、と。

 

朝、お弁当作りをしてモンテッソーリの幼稚園に遊びに行こうとしたが、何をするにもイヤイヤ君の「行かない」という言葉でばっさり断られて行き場を持余したお弁当をリュックにつめて、近くの水族館に曇りの時間を見計らって自転車で走る。悪天候の強風が顔にあたってすこぶる気持ち良い。

 

あーきてよかった、と心底思う。無理をするものではないと頭で分かっていても、体が外気を必要としている。なんで、早くからこうしてあげられなかったんだろうと、真剣な、すがすがしいまなざしのわが子の横顔を見ながら反省する。私がふつふつしているときは、わが子も敏感に感じ取っていたんだ、と。ああ、母親が笑顔でいることが一番なんだなあ、と。

私たちは、水の中で楽しそうに悠々と遊んでいるイルカを見ながらお弁当をもくもくと食べた。

 

たとえここが、街中でも、手を天井にぐーんと伸ばせないぐらいの小さい家でも、近くに大きな公園や、電車風景、水族館があるこの地。私は大好きだ。

手を伸ばせば、緑や水辺、ガタンゴトン電車の音、気持ちよく泳ぐ魚たちがいる。

 

 

実は、体調を崩してからまだ一年も経ってない。生活も子育ても無理をしないようにしている。(させてくれているパートナーに心底感謝。)

だがやはりどこか肩肘張っているのか、身体の違う部分に異変が出てくる。うまく自分を此処に落ち着けられないことがある。

ストレスが原因と言われても、どうしたらいいか分からない。頑張ってると思ってなくても、結果頑張りすぎていたと気付く。ぐるぐる考えたくなくても、考える時間が出来てしまう。ぼーとしたくても、させてくれない。うまく抜けることが出来ない自分。

 

そうなんだ、こんな自分だから、体も心もヨガを求めているのだ。

心身を自由にしてくれるヨガ。手放す心がうまれるヨガ。受け入れる心が生まれるヨガ。集中することで見えてくる無。ヨガが好きだ。

 という、ヨガを愛する私の気持ちが、改めて感じることが出来た。

 

昼寝をしなくてぐずってぐずって寝たわが子を横に、思いっきり体を伸ばして、深呼吸して眠りにつこう。